
懸命に救助する張軍橋さん(写真:大衆新聞)
6月15日、タンザニアのダルエスサラームビーチで、山東第二医科大学附属病院麻酔科の副主任医師で第27回タンザニア中国医療隊隊長の張軍橋さんが、溺れた地元の住民を救うために不幸にも溺死した。享年38歳。張医師は山東省濰坊出身。医者としての仁心と民衆への大きな愛に中国やタンザニアだけでなく世界中から感動の声があがっている。
6月20日午前、現地病院では張軍橋医師の追悼会が開かれ、タンザニア保健省や世界保健機関アフリカ地区主任など多くの関係者が出席し、この中国の医師に敬意を表した。
追悼会では、張医師と一緒に働いたタンザニアの医療従事者が白衣を着て並びお辞儀をして哀悼の意を表した。ある看護師は涙を流しながら「彼は中国人であり、私たちタンザニア人の永遠の家族でもある」と言った。
張軍橋医師の死は、タンザニア社会で強い反響を引き起こした。ネット上では「最も尊敬に値する中国の医師」と呼ばれている。

張医師は中国の先進的な麻酔技術を現地の医療関係者に教えていた(写真:大衆新聞)

濰坊人民広場で市民に心肺蘇生の方法を教える張軍橋医師(写真:大衆新聞)
