中国の人気造像作家蒋晟の日本初個展 京都国際金賞を受賞

中国の人気造像作家蒋晟の日本初個展。

【time and address】

2024.9.21(土) – 12.22(日)

時間:13:00-17:30 (平日)   13:00-18:00 (土日) 

住所:京都市上京区讃州寺町244-2   Seisodo Studio

青石、漆、瑠璃、石灰華などを素材とした現代の仏像たちが「信仰の真の本質とは何か?」と、問いかけてきます。

蔣晟 (彫刻家)

1990年、中国厦門の美術家一族に生まれ、2013年に復旦大学上海視覚芸術学院彫刻科を卒業。同年に彫刻スタジオ「蔣家班」を設立。東洋彫刻の形象と製作技術の研究に取り組んでいる。

蔣晟にとっての創作とは、中国の多様な漢式の塑像技法を守り、現代の美学の解釈とも結びつけつつ「仏に人の体を与える」こと。その理念は彼の仏像作品すべてに貫かれている。

彼の作品は従来の宗教的文脈や象徴的なスタイルを超え、誰の目にも同じように見える平等の重要性を感じさせ、また、国境を越えた現代彫刻の言語を通じて信仰の力を伝えるものでもある。

私にとって仏像をつくることは、仏像に対する供養ともいえます。私が固く信じているのは、視覚的なイメージは人々の自省を促し、行動を変えさせ、さらに何かを信じ始める力にもなるということです。これは私が 積み重ねてきた仕事を本書にまとめた理由でもあります。過去10 年間にわたり記録を残し、支援をしてくださった写真家の許曉東氏に深く感謝いたします。私が創造した彫刻や景観が、純粋な思いを善きことに使う人々の心の糧となり、その歩む道にある塵埃を一掃する助けとなることを願っています。 文・ 蔣晟