趙苑彤(チョウ・エン・トウ)|Yuantong Zhao日本『無声群展』出品、大阪国際金賞受賞

出品:日本『無声群展』
受賞:大阪国際金賞
趙苑彤(チョウ・エン・トウ)|Yuantong Zhao

新疆に生まれ、多文化が交わる環境で育ち、漢文化とウイグル文化に浸ってきた。地域、アイデンティティ、記憶、文化の境界について思索を続けている。現在は北京と東京を拠点に活動し、世界20カ国以上を旅してきた。異郷での生活と旅の経験が、創作の精神的土台となっている。

ZERO STUDIOを設立。商業写真家、映像クリエイター、ビジュアルクリエイティブとして活躍。広告写真、ビジュアルデザイン、TVC映像、イベントライブ配信など総合的なビジュアルコンテンツを制作。人民日報、中国国際サービス貿易交易会、アウディ、小米、OPPOなど多くの企業・機関と協働。コービー・ブライアント、范冰冰、林志玲、郭富城、趙麗穎、蔡徐坤など国内外著名人物を撮影。『撮影世界』をはじめ専門誌に寄稿。SNS総フォロワー70万人超、商業ビジュアル・人物写真の分野で広い影響力を持つ。

作品はニューヨーク国連本部にて展示され、「無界グローバル青年芸術家」の称号を受賞。

長年の写真・映像の実践を経て、「見る」ことを超えた知覚のあり方を探求。2025年より創作メディアを現代絵画へ拡大。抽象アクリルシリーズ『流れる記憶の水』を発表。自身の成長体験、異文化アイデンティティ、故郷の記憶、漂泊の経験を、流動的な抽象視覚言語へと変換している。

代表作|『流れる記憶の水』シリーズ

本シリーズは、異文化アイデンティティと故郷との絆に対する深い思索から生まれた。故郷を「土地に根ざす静的な根系」ではなく、国境を超えて流れ続ける「水」と再定義。新疆アドレスシルクの流れる紋様からインスピレーションを得、抽象的な筆致で、アイデンティティと記憶の継続を象徴する「水系の根系」を構築している。

低彩度で柔らかいパステル調の色彩を基調とし、流体アクリルと中国水墨の滲み染めの技法を融合。水の流れ、光と影、絹の波紋が重なり合う画面から、漂泊者の内面、故郷との穏やかで持続的なつながり、複数の文化的アイデンティティの中での自己和解を表現している。